親権よりも、不変の愛を子供へ

日本で、離婚する夫婦が、子供の気持ちや権利、生活を第一に考えて親権を決めるという姿勢は、大変よいと思います。

でも一方で、NZの夫婦の子連れ離婚のほうが、ひょっとすると、子供の心の傷も浅いのではないかとも思ったりします。

まず、こちらは、財産が半分なように、子供への義務も権利もやっぱり、半分です。

なので、普段は母親と暮らしている子供が週末、父親とガールフレンドの家に泊まるなんてことも日常茶飯事です。

以前、6歳の娘の友人が、「私、先週、誕生日だったの。プレゼントいっぱいもらっちゃった!」と私に自慢したことがありました。

そして、指折り、誰から、もらったというのを報告してくれるのですが、2本の指がお父さんだったのです。

今のお父さん、血の繋がったお父さんと、彼女には、2人のお父さんがいるとのことでした。

あっけらかんと、2人の父について語る6歳児を見て、こんなのもいいかもと思いました。

なんていうか、大人も子供もそれぞれ、個々の人生を尊重しているような感じがしたのです。
血の繋がった、お父さんとお母さんは、一緒に暮らしてはないけど、それぞれ、幸せで、自分はいつでもどちらとも一緒にいられるし、二人から、もらえる愛情は以前と変わらないというような状況がそこには見えました。

親権、親権と騒ぎ、どちらか一方だけが、子供の親であるかのような状況よりも、こっちの子連れ離婚のほうが子供が安心して、両親の愛情を感じられる状況のような気がしました。

離婚しても子供との関係は同じであって欲しい。+1 !



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